第9回
企業訪問
2025年11月16日
訪問先
原田ケンスケ事務所
選挙
政治
いろはライトでは、これまで「学生が社会を知り、自分の意思で未来を選べるようになること」をテーマに、学びの場づくりやキャリア・社会課題に関する発信を続けてきました。
その一環として今回私たちは、「学生 × 政治」というテーマに改めて向き合うため、立憲民主党所属の原田ケンスケ氏にインタビューを行いました。
政治という言葉には、どうしても“難しい”“自分とは関係ない”“正解が分からない”といった距離感がつきまといます。
しかし、教育、奨学金、働き方、ジェンダー、環境、地域政策…そのすべてが、私たち学生の生活や将来に密接に影響しています。
にもかかわらず、政治に触れる機会や、議員の思いを直接聞く場は決して多くありません。
「それなら私たちが学生を代表して聞きに行こう」。そんな想いから、この企画はスタートしました。
「政治」という言葉を聞いて、あなたはどんな景色を思い浮かべるでしょうか。
ニュースの中で繰り返される難解な言葉の応酬、グレーのスーツに身を包んだ年配の男性たち、自分たちの生活とはどこか切り離された遠い世界の話――。
友人と交わす会話の中で「昨日の国会中継がさ…」なんて話題が出ることなんて、まずありません。
「意識高い系」とラベリングされるのを恐れ、何となく政治的な話題を避けてしまう空気感が、私たちには漂っていないでしょうか。
けれど、私たちが日々直面している課題――
例えば、高騰する学費、将来の年金不安、ジェンダーの不平等、気候変動による災害のリスク。
これらはすべて、政治の場での決定と地続きなのです。
教室の隅で感じる漠然とした不安の震源地は、実は永田町にあるのかもしれません。
若者向けの「いろはライト」が今回掲げたテーマは、「学生✖️政治」。
この一見水と油のように思える二つの要素を、真正面からぶつけてみたいと考えました。
「政治は遠い」「政治家は別世界の住人」。そんな若者の固定観念を内側から揺さぶり、壊してくれる人物が必要でした。
白羽の矢を立てたのが、立憲民主党の原田ケンスケ氏です。
彼へのインタビューを通じて見えてきたのは、政治という巨大なシステムに向き合う、一人の等身大の人間としてのリアルな姿でした。
この記事は、単なるインタビューの要約ではありません。なぜ今、学生である私たちが原田ケンスケという政治家の言葉に耳を傾けるべきなのでしょうか。
【なぜ、原田ケンスケなのか? 「政治家らしくない」政治家へのアプローチ】
今回、私たちが原田ケンスケ氏にインタビューを申し込んだ理由は明確です。
それは彼が、良い意味で「政治家らしくない」からです。
もちろん、彼は立憲民主党に所属し、国政を目指して活動する真正面の政治家です。
しかし、彼の語り口、まとう空気感、そして何よりそのバックグラウンドは、いわゆる「先生」と呼ばれる従来の政治家像とは一線を画しています。
原田氏は、学生時代からNPO活動などを通じて社会課題に関わり、若者の政治参加を促すプロジェクトを牽引してきた経歴を持っています。
「若者の声を政治に届ける」というスローガンを、政治家になる以前から、まさに学生の立場から実践してきた人物なのです。
彼にとって政治とは、権力闘争の場ではなく、社会を良くするための「ツール」であり、学生時代の活動の延長線上にあるものなのかもしれません。
私たちが彼に対面したとき、最初に感じたのは圧倒的な「フラットさ」でした。
そこには威圧感もなければ、若者に迎合しようとする不自然な態度もありません。
まるでカフェで、少し年上の頼れる先輩と話しているような感覚でした。
しかし、その言葉の端々には、社会の不条理に対する静かな怒りと、それを変えようとする強い意志が宿っていました。
「学生✖️政治」というテーマを語る上で、彼ほど適任者はほかにいません。
彼自身が、その二つの領域の境界線に立ち、悩み、行動してきた当事者だからです。
約2時間にわたるインタビューを終えた後、私たちの心に残ったのは「政治は、もっと自由でいいんだ」という感覚でした。
政治とは、難しい法律論議だけではありません。
私たちが日々の生活で感じる「生きづらさ」や「違和感」を言葉にし、それを社会の仕組みとして解決していくプロセスそのものです。
今回の「いろはライト」のインタビューは、政治家・原田ケンスケだけでなく、これを読むあなた自身の可能性への問いかけでもあります。
そこには、政治という巨大な壁に風穴を開けようとする一人の人間の、熱く、泥臭く、そして希望に満ちた言葉が詰まっています。
あなたの日常と政治をつなぐ新しい回路が、きっと開かれるはずです。
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インタビュー
私たち学生も18歳になれば投票することができるようになりました。今までどこか遠いものに感じていた政治でしたが、今回の事前学習やインタビューで自分ごとのように捉えることができるようになったと思います。政治について学ぶ機会は知らないだけで実は私たちの生活にありふれているものだと感じることができたので、このインタビューを機に私たちにとっての「政治」というものをもっと知っていきたいです。
心に残った言葉
特に心に残ったのは「夢をどんどん声に出して周りに伝えて行く」ということです。どうしても叶わなかった時のことや、周囲の反応が気になってしまい、目標や夢を声に出すということに抵抗を感じていました。ただ、声に出すことで得られることや、夢が変わった時は「やっぱ変わったわ!」と軽いノリで行けば良い、といったお話を聞き、自分の中で新しい考え方というものが増えたように思います。これからは目標を決めたらどんどん声に出して頑張っていこうと思います!
講演者
原田ケンスケさん
1986年5月10日生まれ、39歳
津山市生まれ、倉敷市・岡山市育ち
倉敷市立万寿東小学校 愛媛県愛光中学・高校 東京大学法学部卒。
未来を見据えない政治を変えるため、大学時代に若者と政治をつなぐ活動を始める。
大学卒業後、NPO法人代表や大学非常勤講師や各省有識者会議委員などとして活動を広げていく。
インターネット選挙運動や、18歳選挙権を実現し、1万人以上の中高生に授業を行う。
2019年7月の参議院選挙に、立憲民主党公認で岡山選挙区より出馬し、24万8990票を得るも惜敗。
2021年2024年の衆議院選挙に、立憲民主党公認で岡山1区より出馬するも次点で惜敗。
北区石井分団消防団員/岡山青年国際交流会理事/晴れの国岡山検定博士
趣味など サッカー・フットサル。映画鑑賞。海外一人旅(30カ国以上)
好きな食べ物はメロンパン・納豆
質問事項
いろは
なぜ政治家を目指そうと思ったのですか?
原田さん
初めは政治と若者を繋ぐという活動をしていました。ですが、32歳のときにスイスに行き、同世代の人と話す機会があって政治家になろうと決心しました。
いろは
スイスでなにがあったんですか?
原田さん
4日間の交流で、初めはみんな「日本とても良い国だよね」と言ってくれていました。次第に交流関係が深まるに連れて「これからどうするの?」と言われるようになったんです。
いろは
なるほど、本音を聞けるようになったんですね。
原田さん
そうです、そこから日本を変えたいと思うようになり、政治家を目指そうと思いました。
成果物













